火山噴火への備え
01.東京を取り巻く状況
過去100年間で、伊豆大島で3回(28~36年間隔)、三宅島で4回(17~22年間隔)、島しょでの火山噴火が発生している。
富士山が大規模に噴火した場合、最悪のケースでは、降灰は多摩地域をはじめ区部にも達し、インフラ被害が想定されている。
島しょの噴火では全島避難が必要になることも
富士山の灰は東京にも積もる
※中央防災会議「大規模噴火時の広域降灰対策検討WG」(令和2年4月)
02.強靭化に向けて2040年代に目指す東京の姿
噴火が起きても都市活動を維持する
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島しょでは、土石流等から都民の生命・財産が守られ、島民が安全に避難できる
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富士山噴火に伴う降灰が生じても、交通やライフラインが長期間ストップすることがない
03.危機への対策
島しょ
火山噴火時、島民が円滑に避難できる環境を整備します
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火山噴石対策を実施した船客待合所の整備
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火山リスクの都民への発信
交通網
重要施設に繋がる道路の交通機能を早期に回復します
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除灰を行うロードスイーパー等の資機材を確保
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優先的に除灰する道路を定め、交通機能を早期に回復
灰の集積処分
富士山噴火時の都内降灰量に対応します
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迅速な降灰除去のための仮置場等の確保
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都市機能回復に向けた降灰の処分