東京都土砂災害危険度情報の運用を開始します
東京都と気象庁は、大雨警報(土砂災害)の発表後、命に危険を及ぼす土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況となったときに、区市町村長の避難指示の発令判断や住民の自主避難の判断を支援するよう、平成20年2月から土砂災害警戒情報を発表しています。
このたび、土砂災害警戒情報を補足する情報として、大雨による土砂災害危険度を地区別に提供するなど、区市町村の警戒避難体制への支援や、都民の自主避難に役立てていただくことを目的に、「東京都土砂災害危険度情報」の運用を開始いたしますので、お知らせいたします。
1 運用開始日時
令和6年5月24日(金曜日)14時00分から
2 主な概要
(1)大雨による土砂災害危険度を地区別に提供
都民や防災関係者へ、大雨による土砂災害危険度が高い地域を分かりやすく提供するため、従来、気象庁ホームページの「土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)」等で提供していた1キロメートルメッシュの土砂災害危険度を地区別【注1】に提供します。また、土砂災害に関係する気象情報や気象庁が提供している高解像度降水ナウキャストやレーダー雨量等を表示することで総合的な監視が可能です。
【注1】提供する地区は、区市町村の要望を反映して設定しています。
(2)時系列情報(危険度の推移)の表示
地区別の土砂災害危険度情報(時刻、危険度)を表示できるようにしたことで、土砂災害の危険度の高まりを確認できます。
(3)「土砂災害警戒区域等」と「土砂災害の危険度」を地図データ上に重ねて表示
土砂災害のおそれがある区域(都内約16,000箇所の土砂災害警戒区域)と、土砂災害の危険度を重ねて地図データ上に表示し、土砂災害の危険度が高まった際、どの区域が危険なのかを一目で確認できます。
(4)スマートデバイス向けの情報提供
都民が利用しやすいスマートデバイス向けページを提供します。デバイスのGPS位置情報【注2】を活用し、今いる場所の土砂災害警戒区域や土砂災害危険度を簡単に確認できます。
【注2】この機能の利用には、ご利用のスマートデバイスのGPS位置情報をブラウザへ通知する設定とする必要があります。
(5)閲覧ページの多言語化
日本語、英語、中国語(簡字、繁字)、韓国語の4カ国語に対応しています。
3 東京都土砂災害危険度情報のホームページ
東京都土砂災害危険度情報
(パソコン、スマートデバイス 共通)
4 関連リンク集
※東京都における土砂災害対策事業について(建設局ホームページ)
※土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)(気象庁ホームページ)(外部サイトへリンク)
※土砂災害警戒情報の概要、発表基準の仕組みについては、以下も参照ください。
土砂災害警戒情報・土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)(気象庁ホームページ)(外部サイトへリンク)
※高解像度ナウキャストの概要については、以下も参照ください。
高解像度ナウキャスト(気象庁ホームページ))(外部サイトへリンク)
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略8 都民の生命・健康・財産を守り抜く
戦略17 多摩・島しょ振興戦略
問い合わせ先
建設局河川部計画課
電話 03-5320-5429
Eメール S0000383(at)section.metro.tokyo.jp
※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。
お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。